しろきつねおすしー図書館

おそうざいコーナーみたいなぶろぐ

にっぽんすこし昔ばなし1



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昔話になにかを
つけくわえてみる。


むかしむかし
あるところに


おじいさん達と
おばあさん達が
住んでいました。


おじいさん達は山へ
しばかりに。

おばあさん達は
川へ洗濯に。 


おばあさん達が
洗濯をしていると

川から
どんぶらこ
どんぶらこと

桃達が流れてきました。


多いな。
と思いましたが

おばあさん達は
桃達を拾いました。


何個かは
拾いきれずに
流れていきました。


何人かは
桃を二、三個取りました。


よくばりさんね。

 

おばあさん達が
それぞれ家に帰ると

おじいさんと一緒に
桃を割りました。

 

皮は剥かないのね。

おじいさんは
内心、思いましたが
言いませんでした。

 


すると
桃の中から
元気な男の子が
飛び出しました。

 

各家庭の
おじいさん
おばあさんの家から


ぎゃあー!とか
うわー!とか
驚きの声が
あがります。

 

何人かは
腰を抜かし、

何人かは
寝たきりに
なりました。

 

こうして
なんやかんやで

各家庭の桃太郎達は

すくすくと成長する子や

ぐれる子をだしながらも


鬼退治に
いきます。

 

 

各ご家庭の味

きびだんごをもって。

 

 


桃太郎達は
旅の途中、


猿達やキジ達や
犬達を仲間にしました。

 


中には
臼や蟹を仲間にしたりする者や、


大きな黒い馬を
手なずける者も
いました。

 

 

おにがしまに
ついた頃には

大軍団となっていたので


兵糧が尽きて
飢える者もいました。


鬼達との戦いは

消耗戦になり

苦戦しましたが

 

桃太郎達はなんとか
勝利を勝ち取りました。

 

そして

帰らぬ桃太郎となった
桃太郎もいましたが、


各家庭に帰ってきた桃太郎達は


おじいさんと
おばあさんに
言いました。

 

 


名前


変えてくれよ。

 

みんな桃太郎じゃねーか!

 

 

そう、

桃から産まれた者達の

宿命。

 

それが

桃太郎伝説

 

桃太郎伝説です。

 


そして

デカメロン伝説へ。

 

 

完。